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自分らしさをリラックスして話すのみに終始

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50代のキャリア形成(転職)
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1社目の面接は散々な内容で終わった瞬間次には進まないだろうことは明白であったが、案の定1週間程して一次面接落選の連絡を受け改めて気合を入れ直した。

結果的にこの失態と反省が自分の意識を引き締め、過去の成功体験をクリアにしゼロベースで転職活動に臨む腹を括れたきっかけになったと感じる。

それ以降はコンスタントに面接が入るようになっていた。選べる立場ではなく今の自分は選ばれる立場であるというマインドリセットをしてからは自分の置かれた立場をすんなり受け入れられるようになっていた。

面接を複数回重ねるうちに自然とリラックスして職務経歴やストーリーをスラスラと話せるようになっていた。

そして、1ヶ月ほど経過し、4社目の面接を迎えた。

急成長中のITベンチャー企業。平均年齢は30歳と若いものの、数年前に新規事業に参入した後は右肩上がりで業界内でのシェアを急激に伸ばしている会社であった。

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オープンポジションに臨機応変に対応

その企業では面接相手の経験や実績に応じて適切なポジションを候補者に提案していくという特殊な採用形態を取っていた。

自己紹介と職務経歴を一通り話したところで面接相手の経営企画部兼人事部執行役員から「来週あたり新規事業のマーケティング部長候補の募集を出す準備を進めているが、興味はあるか」との質問を受けた。

マーケティングは人により捉え方は様々であるが、私から言わせればマーケティング≒商品設計そのものであり、事業戦略そのもの、つまり会社全体の方向性を左右する重要なポジションである。

二つ返事で「貴社さえ問題なければそのポジションで選考を進めてほしい」という意思表示を即答し、次の面接へ進む際は当該新規事業部の責任者となる執行役員との面接になるとの話を頂いた。

経験はAIに勝る今こそがチャンス

人事部長との一次面接を通過し、1週間後にマーケティング部門を統括する別の執行役員との面接が設定された。

事業の話というよりは雑談や世間話が中心となり、中でもチャットGPTを始めとするAI関連の話題で盛り上がった。スキルや知識はAIに取って代わる。しかし学習し洗練されていくまでには一定の期間が必要である。5年後はどうなるか分からないが、現時点では人間の経験値の方がまだ勝れるタイミングとなる。50代がAIや20,30代の若手に勝る領域はもはや経験以外にはないと割り切っていた。

特に経験を発揮できる領域はティーチングスキルよりはコーチングスキル。ただ単に知識や経験を注入するというよりは、相手の特性、特徴を見極めながら質問を駆使し自主性と自ら考える力を引き出す教え方はベテランサラリーマンの強みである。

平均年齢30歳、ベンチャー企業が短期間で急激な成長を遂げる一方で勝ち続ける弊害は失敗や負けを知らない社員が圧倒的に多いこと。変化の激しいVUCA時代に生き残れる人材は、現状を正確に把握し柔軟に様態変化させられる人材であるが、成長企業にはそういった人材は実は少ないことはわかっていた。

話の中ではそういった点を相手に刷り込みながら50代の経験値の価値を刷り込む展開へ持っていったことが30代の若い執行役員には特に響いたようであった。

役職にこだわるか報酬を担保するか

その会社では役員待遇、部長待遇の給与で入社したとしても転職直後は役職なしで入社する決まりだという特殊なスタイルを取っていた。過去の栄光や肩書を捨てられるか。それは50代のサラリーマンにとっては難しい選択である。

名刺に何も肩書のない50代のビジネスマンに戻れるだろうか。

一瞬不安が頭をよぎったが、肩書がないというのもそれはそれで軽くなって良いかな。とその時は思うことができた。

「わかりました。受け入れましょう。」

と回答し、最終の社長面接へと進むことがその場で決まった。

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