週末は図書館へ行くことが増えた。子どもたちも部活を引退し試合もなくなったので土日は妻と観戦に行くこともなくなり、午前中からゆっくりと過ごすことが多くなった。
図書館でふと目に入った雑誌のタイトルは「孤独を100倍楽しむ方法」。
すでに楽しんでいるほうではあるが、他の50代の方々はどのように孤独を楽しんでいるのか、気になったので手にとって読んで見ることにした。
50代にもなると会社でも役職定年となり部長職を解かれ一人で業務を進めることも多くなっていた。
これまではチームや部下と一緒にプロジェクトを立ち上げ、進捗を管理し、全体をマネジメントするという仕事が多かったが、今はリモートで自分でKPIを設計しセフルマネジメントでミッションを遂行していくという業務がメインとなった。
他部署へ業務を依頼することはあるが、当たり前ではあるが、部下に仕事を手伝ってもらったり、指示したりすることはなくなった。
いわゆる仕事も孤独というわけである。
一人仕事は気楽な一方、チームメンバーと一緒に苦楽をともにしながら同じGOALに向かって走るという感覚には程遠い。いわゆる孤独なマラソンランナー、いや業務が多岐に渡り一人でこなす必要がある分、トライアスロンともいえよう。
しかし、最近はそんな仕事も何故か楽しめるようになっていた。
オンライン・リモート中心でできる地方企業の副業・兼業サイト
「孤独を100倍楽しむ」雑誌を読み勧めていくと、１つのカテゴリーに「副業・兼業の楽しみ方」というテーマで様々な副業・兼業をしている方の仕事の楽しみ方や、そういった副業・兼業人材と企業とをマッチングする専門サイトが複数あることを知った。
その１つが「オンライン・リモート中心でできる地方企業の副業・兼業サイト」というキャッチコピーが私の副業のイメージにぴったりフィット刺さった「JOINS」というサイトであった。
５０代で転職というとリスクも伴う為、会社に社員として属しながら、空いた時間で時間的制約や移動の負荷なく副業ができる仕事があれば願ったり叶ったりであると前々から考えていた。
しかも、以前から東京にいながら地方創生や地元や地域に貢献できる仕事ができればいいなとも考えていたこともあり、そのサイトのコンセプトとも合致した。
実際そんな都合の良い求人があるかは別にしてまずはチャレンジとしてサイトに登録をしてみることにした。
できることをできることからコツコツと
生年月日や簡単な学歴、就業状況と写真といったいわゆる履歴書をアップロードすることで簡単にサイトへの人材登録を済ませることができた。
なにか新卒に戻った気分である。
自分から企業にオファーを行うこともできるが、敢えてオファーを待つことにした。
これまで出会ったこともない、仕事もしたこともない地方の企業との偶然の出会いに期待できるのもまた副業・兼業の醍醐味である。
仕事のオファーが来たわけでもないのになぜだか楽しい気分になれた。
自分の経歴や携わってきた業務内容を見て少しでも役に立てる地域や会社があれば報酬はほどほどに貢献できる仕事がしたい。
５０代になってそんな気持ちが仕事に対して少しづつ芽生えてきていた。
良い出会いに期待したい。
